愛玩動物看護師
国家試験受験サポート
国家資格っておいしいの? 【第4回】
「どのような勉強をしたか知りたいですか?~不合格にならない勉強法~」
前回のコラムで「変な語呂が明らかに!」と伏線を張りましたので、今回は語呂合わせから始めたいと思います。
「ラサール石井の天然ペット、ブルドック!
コンクリ直撃大出血!!!」
ラサール石井って知っていますか?平成生まれの方は、Google先生にたずねてみてください…と冗談はさておき、この語呂に隠れている暗号は、
ラッサ熱、痘そう(天然痘)、ペスト、マールブルグ病、
コンゴクリミア出血熱、エボラ出血熱、南米出血熱
感染症法の第1類に分類される感染症名ですが、語呂が生きてくるのは「誤っているものを1つ探す」といった、うる覚えでは選べないような問題を解くときです。
当然のごとく国家試験では、似たり寄ったりな「それらしい」選択肢が並びます。
その他にも
「えーBz?やっぱTopだ最強」
Bz…あの年齢を感じさせないロックユニットを、イメージした語呂です。
この語呂の中にある暗号は、
液性免疫、B細胞、骨髄由来、T細胞、細胞性免疫、胸腺由来 です。
これはリンパ球の免疫機構ですね。
この語呂は、問題として出題されやすい「2つの比較」を解答するために作りました。
西村は、お恥ずかしながら変な語呂で国家試験を乗り越え、正しい機序を知ったのは教育機関で働くようになってからでした。
私の教え子たちは、はたらく細胞という漫画とアニメで学んでおりました。
前置きが長くなりましたが、国家試験は膨大な範囲から出題されますので、いかに効率的に記憶をとどめ、正しい選択肢を選べるかということが必要となります。
確実に選べれば、どのような方法で学んだとしても良いのですよ。
漫画もアニメもぜひ活用しましょう!
そしてぎりぎりで合格しようが、取得した資格に「あなたの成績はギリギリでした」なんてことも「正しい機序を知りませんでした」とも表示されませんからね。
さいごに…国家試験は、落とすための試験ではなく、あなたの実力をみている試験となります。
「募集人数5名まで」のような採用試験でしたら、更なる高みを目指す必要もありますが、国家試験は、このラインを越えて下さったら資格を与えますよぉの試験です。
ですので誰と闘うのかというと「自分」との闘いです。
どれだけ頭の中の記憶を明確にでき、どのような問題が出題されようとも大丈夫となっているものが一つでも多くあれば、それだけ有利になります。そのためには、コツコツと学ぶこと、そして
周囲を蹴落とす試験ではありません。
周りの仲間と変な語呂を作って楽しく教え合うこと!
これに限ると私は思っています。実際に試験を受けてみて、未だに仲間と教え合った記憶は残っています。ご参考になれば幸いです。
次回は、国家資格を取得したあとのメリットについてお伝えできればと思います。お楽しみに!