愛玩動物看護師
国家試験受験サポート
国家資格って、おいしいの? 第9回
「全国、いつでもどこででも働ける!」
前回は、国家資格の世間評価などをお届けしました。
今回は、私がフリーランスになってみてどうだったかをお話します。
そもそもフリーランスって?なに?って思いますよね。
フリーランスとは、一般的に企業や組織に属さず、自分の知識やスキルを活かして働く人のことを指します。
またフリーランスは、専業で働く個人事業主のほか、企業などに雇用されつつ仕事を請け負う人、副業で行っている人などを含む広義な言葉でもあります。
要するに企業や組織に属さない「働き方」って感じでしょうか……。
私は、これまでの動物看護師歴約7年、ひとの看護師歴6年、学校法人の教員2年の経験を生かして「講師業」を仕事としています。
「そうだ!フリーランスになろう!」と思い立ったが吉日、税務署に開業届を出したことで、無事フリーランスの仲間入りを果たしたのでした。
えっ!それだけ?と思いましたか?
会社組織だと、もっと綿密な準備が必要ですが、開業届を提出すれば個人事業主と名乗ることはできます。
あっ!もちろん開業届を出すためには、屋号を決めることや会計の知識、ある程度の事業計画などは必要です。
そしてやるからには、収入を得なくてはいけません。
そのためには、マーケティング戦略も重要です。
ここまで読んで「私もできるかも!」そう思った方♪その一歩は、きっと国家資格が後押ししてくれると思います。
先ほどマーケティング戦略と言いましたが、開業するにあたり
①自分のやりたいこと
②自分ができること
③周囲や社会から求められていること、
この3つの重なる部分を検討すると良いと思います。
今までの仕事の経験やスキル、取得した資格、得意なこと、特技、他の人より詳しい知識、持っている人脈などからも考えます。
私は、講師業を仕事としてフリーランスになって、かれこれ6年目になりましたが、仕事になっていることは、
③の周囲や社会から求められていることだと感じています。
時代の流れや社会の中で出来たニッチ分野(機会)、
やり方を替えた既存分野(慣習の打破、経営の変革)、
多くの人が困っていると感じていること(問題)こんなのがあればいいなぁと思うこと(期待)需要はあるが、
価格の高い既存ビジネス(不合理)商品、サービスに不満のある既存ビジネス(不満)、
今後拡大が予想される分野(成長)規制緩和、規制強化の進行する分野(変化)
こうした日常の何気ない部分を逃さず、仕事にしていくと楽しくなると思います。
愛玩動物看護師法の制定だけでも大きな変化ですよね。またCOVID-19も社会を大きく変革しました。
このようなビックウェーブは、逃さず掴んでみるのも夢があると思います。
そしてフリーランスのメリットは、時間の調整がしやすい、一緒に働く人を選べる、仕事内容を選べる、年功序列に囚われないでしょうかねぇ。
ひとの看護師のフリーランスは、スキル提供を行いながら、病院を掛け持ちしていたり、ツアーナースや、合宿ナース、イベント救護ナースを行っていたりと、とっても楽しそうに働いておられますよ。
調べてみて下さい。
次回は「国家資格は、日本国民のための資格なのですよ」をお送りします。お楽しみに!