ひろ子先生のちょっとブレイク
レッスン６
『モチベーションを上げて勉強を続けるには？』
いよいよ動物病院も繁忙期に突入ですが、皆様お元気でお過ごしでしょうか？
国家試験に向けて次々と新しい情報が入ってきて、急に焦ったり落ち着きがなくなったりしていませんか？
情報を集めることも大切ですが、多すぎても頭の中がごちゃごちゃになって、いろんな情報であふれてしまうことで余計に不安になります。
信頼できるサイトや団体からの情報だけにして、少しずつ情報源は取捨選択していきましょう。
さて、アンケート(『国家試験勉強どうしてる？』実施：2022年3月4日～3月12日)にも挙げられていましたが、「モチベーション（やる気・意欲）を上げるにはどうしたらよいか？」ということが今回のテーマです。
“よーし！やるぞー！” と、
いつもエネルギーがみなぎり全力で国家試験勉強に集中できたら、もう怖いものなしですよね。
（わたしも出来れば、そうありたいです笑）
けれど、やる気を一人で保ち続けていくには、かなりの意思の強さを持ち合わせた人か、目的意識が高い人に限られます。
多くの人は、ラクなほう、ラクなほうに流されてしまうのが世の常で、そうならないように工夫して過ごしているのです。
もしいま、“やる気がゼロで、まだ何もしていない～！” “勉強が続かず三日坊主”という方がいたら、悩んでいるのはあなただけではないので安心してくださいね。
今回は、先に結論から言いますね。
モチベーションは、無理に上げようとしないでください。
（いい答えを期待していたかた、そんなーって思わないでくださいね・・・）
下がっているとか上がっているとか、そう考えることがかえって悩みのもとになるからです。
モチベーションが下がっていると自分で思うときって、余計にダメだー！とネガティブなループにはまりませんか？
そんなときに、無理にモチベーションを上げようと頑張るのは、あまりおススメしません。
受験勉強を焦らずに続けていくことを考えたら、やる気のあるなしで勉強机に向かうのではなく、日々の「ルーチンワーク」にする仕組みを考えたほうが早いです。
ルーチンワークとは、「日常の仕事や日課（生活習慣）」です。
まずは、あなたの日々の時間の使い方を、一度見直してみるというのはいかがでしょうか？
「仕事の日」や「休日」、それぞれ朝から就寝時までを、円グラフで書き出してみてください。
視覚的に見ることが大事なので、面倒がらずに試してみてくださいね。
そのどこかに勉強時間を確保できないでしょうか？ちょっと無理やりでも、まずは３０分くらいでOKですので、なんとか時間を確保しましょう。
そして、ここからが大事なところですが、
自分がいかに気持ちよく、かつ無理なくスムーズに、勉強できる時間に入れるかを考えて、行動プロセスを見直していきましょう。
例えば、帰宅後テレビを見ながら夕ご飯を食べて、疲れてボーっと過ごしていたら・・・もう寝る時間～！
という人は、朝少しでも早く起床できるように「テレビは〇時に消して寝る」と決めます。
そして、翌朝とにかく布団から出て椅子に座り、好きな珈琲を淹れて環境音楽をかけながらでもいいので、「テキストだけは開く」と決める。
これをまずは3日、できたら次は1週間…そして3週間…とチャレンジしてみるのです。できた日は、専用のカレンダーに大きく赤丸をつけてみてもいいですね。（←小さなことですが達成感につながります）
仕事がある日は絶対無理―！という人は、「休日近所のファミレスで２時間は勉強する」と決めて、とにかく勉強道具一式持って出かける。
終了後、お気に入りのデザートを食べる。など、ご褒美なども決めて続けてみてもいいでしょう。
自宅ではなく、外出して環境を変えるというのも続けるためのコツです。
小さなお子さんがいる方などは、早朝とか夜中とか限られた時間になるかもしれませんが、まずは体が慣れるまで勉強時間を日常にどう組み込むかにチャレンジしてみましょう！
国家試験日が近づいてきたら、習慣化しようとしても間に合いません。
今のうちから勉強のクセをつけておけるといいですね。
ポイントは、習慣を大きく変えない、ということ。
普段の日常の流れの中で、無理なく組み込める時間帯をみつけ、その時間に気分よく入れるように自分流に生活スタイルを変えていくことです。
はじめは計画通りにいかなくても気にせず、途中できない日があってもいいので、習慣化するまで再チャレンジしてみてください。
そして、さいごに・・・
働きながら、育児や家事をしながら、受験勉強を続けることは決してたやすいことではないと思います。
でも、
自分で「やる！」と決めたのであれば、その約束は守ること。
『自分とする約束』。大切にしてくださいね。
国家試験に向けて勉強することも、そのために時間を作ってチャレンジしていることも、無駄にはなりません。
全てがあなたのプラスの力になって、これからの未来につながっています。
それを信じて頑張っていきましょう！
これを機に、“やる気”という気分に左右されず、日常を見直して習慣化する工夫をしてみませんか？
レッスン５まとめ
・やる気は無理に上げようとしない
・ルーチンワークにするための工夫をする
・自分との約束は守る
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