ひろ子先生のちょっとブレイク
レッスン3
『未来や目標がうまくイメージできないとき』
心のブレーキ
前回は「望む未来を具体的に思い描く」というテーマでした。
ただ、「望む未来」といわれても、慣れていないとうまく書き出せない人がいたかもしれません。
それは当然のことで、イメージしようとしても、まだ達成していない未来のことを考えるとき、人はうまくいかないマイナスなことがまず心に浮かぶことが多いからです。
たとえば・・・以下のようなことがつい頭をよぎってしまう、ということはないですか?
“仕事をしながら勉強ができるか不安のほうが大きい”
“未来を思い描こうとしても、合格できる気がしない”
“もし合格できなかったら周りにどう思われるだろう?”
など・・・。
または、
“責任が増えて仕事が大変になるだけではないか” と、
リスクばかりが思いつき、悲観的になってしまう人も、なかにはいるかもしれないですね。
でも、大丈夫。
その反応は、ある意味正しい自然な心の反応だからです。
上記に挙げたような反応は、どのような人にもある「心のブレーキ」です。
無理にポジティブなことだけを考えようとする必要はありません。
もし、ネガティブなことが心に浮かんだら、考えないようにするのではなく、まずはそう感じている自分を理解してあげることが必要です。
ネガティブに感じることが出てきたら、無視せずに仲よくする
不安や心配に感じる一見ネガティブなことは、無理に打ち消そうとしても根本的には消えません。表面的にはなくなったように見えても、潜在的には存在し、隠れた「心のブレーキ」になります。
不安が大きくなって、行動したくても行動できなくなってしまうのは、その心のブレーキがあるからです。
自動車や自転車など、ブレーキがきかないと暴走してしまい、困りますよね。
「心のブレーキ」も同じです。
自分を守るために、必要があって存在しています。
アクセルを踏もうとしても、同時にブレーキも踏んでしまっている理由を、まず言葉にすること。
モヤモヤしている不安なことを言語化して、そんな今の自分を理解することから始めてください。
もしネガティブなことが出てきたら、
無理にポジティブに考えようとせずに、
仲良くしていくこと。
仲良くするとは、そんな自分を「否定しない」ということです。
あなたが抱く不安は、心の正しいブレーキ。
未来や目標がうまくイメージできないとき、
先のことを考えすぎて不安になるときは、
その理由を言語化して「不安になるのは当たり前だよね」と自分を肯定してみましょう。
自分自身を「ちょっとやってみようかな」という前向きな状態にするには、心のブレーキを理解するところから始めてください。
そうした上で、次のステップ!
遠すぎる未来ではなく、今、目の前の課題の中で、自分ができそうなトライできることは何かを考えてみましょう。
焦ることはありません。
悩みすぎて未来が見えないときは、まず何か行動してみることも大切なポイント。
そうすることで、視野が広がり、気分も変わってきます。
いろいろな情報が入ってきて焦ることもあると思いますが、自分を信じて進んでいきましょう。
レッスン3まとめ
心のブレーキは否定せず、その存在を認め仲良くする
今回の内容はいかがでしたか?
仕事や勉強の合間に、自分自身を振り返るホッとできる時間にしてもらえたら嬉しいです。
皆様の悩みを解決できるようなヒントをお届けできたらと思っています。
ご意見やご感想、不安や悩み事がありましたらお声をお寄せください。
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