ひろ子先生のちょっとブレイク
レッスン最終回
レッスン最終回 自分の存在価値を信じて前進しよう!
早いものでもう4月も終わりですね。あっという間にゴールデンウィーク。
最も忙しい繁忙期ですが、体調などお変わりなくお過ごしでしょうか?
■国家試験は1つの通過点
国家試験の結果も出て、私の周りでもいろんなご連絡があります。
喜びの声がある一方で、残念な結果であった人、いろんな事情で受験が出来なかった人、合格したけれど何も変わらず複雑な思いでいる人・・・様々です。
始まったばかりの資格制度なので、業界にどんな変化があるのかはまだよくわかっていませんが、せっかく出来た新しい資格。プラスに活用していきたいところです。
忘れてはいけないことは、これから毎年実施される国家試験は、いくつかある道の1つの通過点でしかありません。
動物病院スタッフの一人として、あなたが持つ専門的な知識や技術、そして貴重な現場での経験を、どのように動物たちに貢献していくのか、それは資格の有無に関係なく常に意識していく必要があるでしょう。
■悩みから抜け出せないときは・・・「今」に目を向けて集中する
人は日々、いろんなことで悩みます。いいこともあれば悪いこともある。
その繰り返しです。
とくに、過去のことや未来のことなど、一人で考えてもどうにもできないことで時間を費やしていることが多いです。
「過去」を振り返って次につなげること、「未来」を想像し準備すること、それはとても大事なことです。
しかし、もしネガティブなことが頭から離れないときは、「今ここ」を意識するようにしてみましょう。
今、この瞬間を意識できる人は、悩みが少ないといわれています。
例えば、食事をするときなど短時間で良いので、スマホやTVを消して、目の前のことに集中することを毎日続けてみてください。
食べ物の色や匂い、味などを一口ずつ噛んで、感覚を味わいながら食べてみる。
意識を食事に向ける、簡単なように見えますが、意外にやってみると意識が散漫していろんなことを考えている自分に気づいたりします。
運動と同じでちょっとしたエクササイズのように、「今」の自分に集中できることを日々やってみてください。
呼吸法やマインドフルネスなどのキーワードでネット検索してみるのもよいですよ。いろんな方法が紹介されています。
■これからの未来 ~「今」に集中して前進するのみ
動物病院は、獣医師の力だけでは運営できません。
皆さんは獣医師とはまた違う視点で関わり、動物へのきめ細かい配慮や、思いやりのある寄り添う看護、そして飼い主さんの不安や心配事に耳を傾け心のケアをしてくださることで、現場を支えてくれるかけがえのない存在です。
ときには、獣医師の話や悩みを聞いたり、アドバイスをしてくれたり、いろんな面でサポートしてくれています。
本当にありがたいことです。
コラムを読んでくださった方から届いた声の中には、職場環境や人間関係で悩んでいらっしゃるかたもいて、中には大変な方もいると思います。
直接何もできないことがもどかしいですが、皆さんそれぞれの動物たちやご家族への想いを、職場での立場や役割を通して体現してほしいと心から願っています。
あなたが信じていること、勇気を持って実践してくださいね。
これから春のシーズンで、動物病院は忙しくなりますね。
体調にはくれぐれも気をつけてお過ごしください。
このコラムは今回が最終回。最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
レッスン15まとめ
・国家試験はいくつかある道のひとつの通過点
・今、ここに意識を向けて、自分の存在価値を存分に活かそう
https://forms.gle/ozJxPLVEULAEp7aZ8