みんなのVOICE
第一回予備試験レポート①
こんにちは!私たちは、全国に42名の動物看護師っぽい(今は、名乗れませんからね)隊員がいる災害支援チームです。
表題にもありますように、北は北海道から、南は福岡まで、それぞれの会場にて予備試験を受験して参りました。その様子をお伝えしたく隊員たちの報告をお届けします。
隊員には、妊婦さんがいたり、3人のお子さんのママさんだったり、40~50代もいます。
他にも動物病院の院長夫人や、急性期の病院、訪問動物介護等のフリーランス、専門学校の講師など背景がバラバラです。
そんな私たちの予備試験レポート!ちょっと面白いのではないかと思いますし、国家試験に向けて、みなさまの励みになりますと嬉しいです。
報告は、6項目に分けてお伝えしたいと思います。
①試験までにしたこと(勉強方法とか、ルーティンとか)
②これはみんなに伝えたい必勝方法!試験までの道のり(行き方、前泊とか)
③試験までの道のり(行き方、前泊とか)
④当日の食事で気をつけたこと!(朝ご飯、昼ごはん、おやつw)
⑤動物病院とか家族の励ましあった?その方法は?
⑥その他、試験を受けてみての感想なんでも!
【妊婦さんの場合】
・動物看護ポータルで、体調の良い時にひたすら勉強。模擬試験も2回程受け、間違えたところを見直し。
・問題集を買うか悩んだが、持ち運びに不便なのと売り切れで手に入りにくかったので、いつでもどこでも勉強できるアプリを選んだ。寝ながらでも勉強できて、つわりで起き上がれない時も便利だった。
【小さいお子さんがいる場合】
・子どもを寝かしつけてから1〜2時間勉強できるかどうかの日々だった。
・時間がないぞ!との判断で、問題集と統一試験の過去問をとにかくやり込んだ。その中で自分の苦手分野を把握し、内容をまとめたものを壁に貼り、子供をあやしながら壁の前をウロウロ。
・最初はテキストを順番に追いかけていたが、範囲が広く追いつかないと思い、途中から予想問題や認定動物看護師の過去問題を解き、解けなかった場所を学びなおしという方法に切り替えた。
・休みの日は、子どもが一緒にいて勉強できないし、突然熱を出したり体調崩したりするので、勉強しようと確保していた日も、勉強できないことを当たり前と思い、過ごすことでメンタル維持をした。
・予備試験の週も流行りの胃腸炎をもらってきて、私も2日寝込んだが、そこを何でと思わず「私がやりたくてやってるんだから」と子どもファーストという意識を貫いた。勉強方法は少し工夫して、出勤時間1時間の車の中で、オンライサロンを聞いたり、YouTubeを聞いたりして勉強した。
【その他、勉強法】
・仲間との勉強会で、講師を担当した。人に伝えることで自分も学びなおすことができ、スライドを作ることで記憶に残った。
・1日のルーティンとして、問題集を100問解く、間違えた箇所は分かるまで調べて紙にまとめる、参考書を30ページ読むことを実行。
・マイペースに進めたかったので、主に一人で独り言を言いまくって勉強。
・イラストを描いて覚えたり、絵に機序や関連することを書き込んだりして覚える。
・問題集に一通り目を通し、付箋に書き出しノートづくり。
・トイレ、キッチンなど目につくところに、覚えるゴロなど張り出す。
・小笠原先生のサロンや、『寺子屋勉強会』、動物支援ナースの勉強会、日本動物看護職協会の国試対策WEB講座にお世話になった。
・苦手分野の洗い出しをして、そこを集中的に勉強。
・最初は、ノートまとめをしたが間に合わないと思い、一般問題に出そうなことは後回しにした。とにかく必須問題と実地問題対策。法律や公衆衛生、感染症学などを問題集で勉強。
・車移動の時間が長いので、動画での勉強法を行っている。
・直前にマークシートの解答用紙を印刷して、時間を計りながら過去問を一気に解いた。
・範囲が広いので、出そうなところをまとめてある参考書は助かった。
・模試をいくつか受けた。解説のセミナーをやっているところが参考になった。
・模試によって難易度が様々で、結果に落ち込んだり自信が持てたり、気持ちが上がったり下がったり忙しかった。
【その他、勉強時間の確保方法】
・お休みの日は、必ず何かしら勉強をする時間を作る。
・家事などをしながら動画を見る。
・昼休みの限られた時間を勉強にあてる。この時間だけ!と決めると集中して学べる
・私の場合、思い通りに勉強するということが難しかったので、そこをストレスに感じないようにした。
・平日は、仕事が山のように振ってくるので、帰宅後の勉強は質が良くないと感じ、朝型にチェンジ。朝30分~1時間程度、勉強時間をとるために早く起き、夜は勉強せず。休日も平日と同じように朝早く起きることで1日が長く感じた。
自分にあった勉強法を見つけるためには、日々の勉強に積み重ねかなと思いました。
私が、ひとの看護師の国家試験を受験した時は、決められた時間で問題を解くことや、狭い机でも試験が受けられるようにしておくことも大切と思いました。
何かのご参考になればと思います。
・模擬試験を何度かやっておく。雰囲気もつかめるし、苦手な部分が分かって良い。
・聞いて聴いて聞きまくる!耳から覚える方式
・苦手の把握、その苦手から逃げずとことん向き合う
・仲間との連携、スタッフ間での問題の出し合い。すれ違うたびに問題を出してみたり、帰る前にシェアする時間とったりする。ふざけて話した事が問題に出るラッキーも…柴犬、天然記念物出たw
・覚えやすいゴロを見つけたらメッセージで共有
・5択クイズを作っては仲間に解いてもらい、その解説をする。
・覚えるために書いた絵を仲間と共有
・どれだけやっても不安は残る。一人で悶々としないで誰かと気持ちを共有する
・自分のやり方が合っているか不安になってくるので、知らない人の予備試験勉強SNSを見ないようにした。
・息抜きも大切!犬の散歩、呼吸法、お参り、ストレッチなど、自分らしい気分転換を行いつつ勉強。
・お参りにいく!日々に感謝する!神様は、いつも見ていると思うので、ゴミを見過ごさず拾うw
・「私はやればできる!頑張ってきたから!」自分を信じることですかね!?
・年齢のせいか、勉強すると首、肩こりがひどくて勉強できないほどに…。こりをほぐしてもらう何かを見つける!
アメリカ国立訓練研究所が示している「ラーニングピラミッド」では、学習方法と平均学習定着率の関係が示されています。
講義を受ける(5%)読書する(10%)視聴覚〔ビデオ・音声による学習〕(20%)実演を見る(30%)他者と議論する(50%)実践による経験・練習(75%)他人に教える(90%)と、他者との関わりの中で学習する能動学習(アクティブラーニング)は、学習が定着しやすいとしています。
自主学習などで十分に知識や興味を高めたあとで、誰かに伝えたり教え合ったりすることが、必勝法となり得ると示していると思います。みなさんはいかがでしょうか?
私も看護師の国家試験の時は、周囲と教え合うことで、本当に助かりましたし、同級生には、動物病院のエピソードで覚えられた!という嬉しい一言も頂いていました。
国家試験に向けてみんなでワイワイ勉強できると良いですね♪
第一回予備試験レポート② ⇩
http://nagoyaaht.com/voice/1106/
第一回予備試験レポート③ ⇩
http://nagoyaaht.com/voice/1107/
- 動物看護師の災害支援チーム「動物支援ナース」 http://vnat.bitter.jp/
- 避難訓練・講演会・避難所運営ゲーム開催etc…様々な活動をしています。